真海 徳太朗

SHINKAI Tokutarou  (1913 ~ 2001)


福岡県福岡市出身、父は徳次郎。生家は福岡県の問屋。

 若い頃、欄間職人を志し弟子入りし、その後上京、仏師の高村光雲の高弟、山本瑞雲に師事し彫刻の道に入る。兄弟子には、澤田政廣、三木宗策などがいる。そして自身の弟子には渡邊宗雲が活躍している。浅草寺五重塔に仏像など納められている。

 表現の活動では、日展を主な発表の場として日展参与を勤めた。また東京都足立区に在住し区内に多くの野外彫刻が点在している。主な設置場所は、足立区役所エントランスホール、梅島Lソフィア、西新井ギャラックシティーなど

 また地域貢献の一環、区の文化促進として足立区展の開催、そして足立彫刻会の設立に尽力した。2001年5月 急性呼吸不全のため永眠。