Family Tree


祖父 真海 徳太朗 (1913 ~ 2001)  彫刻家、仏師、日展参与 2001年5月没。

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   父     真海 朗    (1951  ~ )    彫刻家、現在 二紀会 委員、美術家連盟 会員。

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     真海 宏之    (1983 ~ )    彫刻家、現在 グループ展、アートフェアなどに出展し活動。


真海 徳太朗

SHINKAI Tokutarou (1913 ~ 2001)

 

福岡県福岡市出身、父は徳次郎。生家は福岡県の問屋。

 若い頃、欄間職人を志し弟子入りし、その後上京、仏師の高村光雲の高弟、山本瑞雲に師事し彫刻の道に入る。兄弟子には、澤田政廣、三木宗策などがいる。そして自身の弟子には渡邊宗雲が活躍している。浅草寺五重塔に仏像など納められている。

 表現の活動では、日展を主な発表の場として日展参与を勤めた。また東京都足立区に在住し区内に多くの野外彫刻が点在している。主な設置場所は、東京都足立区役所エントランスホール、同区梅島Lソフィア、同区西新井ギャラックシティー、愛媛県宇和島市伊達博物館 伊達宗城像など

 また地域貢献の一環、区の文化促進として足立区展の開催、そして足立彫刻会の設立に尽力した。2001年5月 急性呼吸不全のため永眠。


真海 朗

SHINKAI Akira (1951 ~  )

 

東京都足立区出身 父は徳太郎。

 東京造形大学彫刻科を卒業後、東京芸術大学 大学院 彫刻科へ、大学では佐藤忠良・岩野勇三に、大学院にて船越保武に師事し、当時の具象彫刻作家の教授の元で具象・彫塑表現を学んだ。

 卒業後、新制作に出展・入選。その後、二紀会に出展し以降、毎年作品を出品。1983年に『足立区野外彫刻展』入賞・設置。1993年に『二紀会安田火災美術財団奨励賞』を受賞し、1995年には東欧ルーマニア(ブカレスト)にて『ルーマニア・日本芸術文化交流シンポジュウム』に参加。2001年にはルーマニア(トルグジュ)にて『ブランクーシ生誕125周年 彫刻キャンプに参加、作品を現地に設置・寄贈。また、2009年に韓国 (ソウル)の在韓日本大使館公報文化院 シルクギャラリーにて現地の作家と共に『韓国・日本彫刻交流展』に出品参加。

 

現在、二紀会 委員、美術家連盟 会員、足立彫刻会 会員。


真海 宏之

SHINKAI Hiroyuki (1983 ~  )

 

東京都足立区出身 父は朗。

 東京造形大学彫刻科を卒業後、東京造形大学 大学院 美術研究領域へ進学し、主に人体をモチーフとした具象・彫塑表現を基礎に学び修了する。また、大学入学以前に油絵作家の元で17世紀オランダ絵画技法を学んだ為、彫刻作品と共に油彩画における表現活動を現在も行なっている。

 発表活動は2005年、祖父、父ともに在籍している足立彫刻会が共催の足立区展彫刻部に初出展、以降毎年出品。また2009年に韓国 (ソウル)の在韓日本大使館公報文化院 シルクギャラリーに『韓国・日本彫刻交流展』に参加。同年に東京・銀座にて初個展『真海宏之 展』を開催した。

 その後、2011年より国内のクループ展と並行して、アメリカ(ニューヨーク)を皮切りに韓国(ソウル)、中国(長春市)などの海外でグループ展や、アートフェアに参加。近年ではアメリカ(ニューヨーク)、スペイン(バルセロナ)、スイス(バーゼル)、イタリア(ローマ)、韓国(ソウル)のアートフェアに参加し国内外での発表活動をしている。